46歳、父子家庭はじめました。生きていくための記録

46歳にして2児の男児と人生をやり直すストーリー

民謡「おぼくり」「ええうみ」をききながら。

年明けの深夜。子どもたちも寝て、静かな夜。

父子家庭の寂しさや孤独さや辛さなんて誰にも相談できない。日中ため込んでいた寂しさを、ふっと自分を振り返ることで自分自身をいやすことができるかもしれない、と思える一瞬。

誰にも朝崎郁恵さん「おぼくり」を何度も聞いている。油断すると涙が出てきてしまう。誰にも相談できないけれど、何か懐かしい気がする。見守っていてくれる気がする。まったく関係ない朝崎さんという方だけれど、ずっと昔に聞いたことがあるような気がする。意訳を見ていると、ずっと昔の日本の歌って貧しかったんだと思う。「ええうみ」を聞きながらそう思う。けれど、どうしてだろう。この感覚はとても親しい何かを感じるんだ。声をあげて泣きそうになるのを必死にこらえる。このブログだって、書くのが辛いんだ。俺は、俺は何やって生きて来たんだ。。今までの俺の人生って何だったんだろう、って思う。意味あったのだろうか、って。ああ、楽しかったさ。婚姻時代は、妻を信じてやってきた。家族をやってきた。だけれど、一度壊れてしまうと過去のすべてが否定されたような気がする。今の気持ちに浸ればいくらだって泣ける。でも今は泣いていい気がするんだ。いくらだって泣いていいんだし、俺は泣くことしかできないんだと思う。「ええうみ」聞いてみてください。貧しくて着るものが十分に揃わなくたって、相手を想う気持ちはまだしっかりあるんだ。おれはこの優しい気持ちを大事にしたいと思う。俺はこの気持ちを忘れないでいたいと思う。涙が止まらない。愛しいこどもたち。君たちもこの気持ちは忘れないでほしい。なんていい歌なんだろう。ああ、人の生って、なんなんだろう。たまに死にたいって思うけれど、いいこともあるのかな、って思う。