46歳、父子家庭はじめました。生きていくための記録

46歳にして2児の男児と人生をやり直すストーリー

子どもとの適切な距離って?

今日はPTAの役員打ち合わせ。

20人程度を前に2学期の活動報告をして、これからの活動について了承をいただいた。もちろん、小学校での活動だから、仕事は休んでの無料奉仕。

 

PTA会長としての仕事は無事終わり、そのあと上の子の担任の先生と、上の子の最近の態度について、これからの付き合い方について相談に乗ってもらった。

上の子は今小6だが、ことあるごとに文句を言う。最近パン食が多いだの、手抜き料理が多いだの、下のことの会話が成立していないだの、お父さんは食べるときくちゃくちゃ音がうるさい、だの。機嫌がいいときは「ごめんねー」ってにこやかに応対するけれど、もちろん機嫌のよくないときだってある。そういうときは、親だって子どもに反論するときだってあるんだ。そうすると上の子は「逆切れすんな」とか、逆に怒ってくる。こういう息子たちの態度とどうつきあうか、正直戸惑いがあった。だから、上の子をよく知る担任の先生と相談の場を持ってもらったんだ。

打ち合わせでは、お父さんがなにもかもしっかりやろうとしすぎるから疲れちゃう、いちどいろんな「やらなきゃいけない」を手放してみたら、とのアドバイスをもらった。どうやら、先日電話して相談した時から、そんな気がしていたみたい。

まだ離婚してから間もないこと、父子家庭を始めて間もないこと、だから心身ともに疲れ切って今うことだってあり得ること、を指摘してくれた。その通り、俺は色々しっかりやらなきゃ、と思って根をつめて疲れているのはその通りだと思う。子どもたちが夜遅くまでゲームをやっていて、いちいち早く寝ろだのいうと子どもたちも反発する。そんな日々の繰り返しだった。

担任の先生は、やはり父親がガミガミいうことを嫌がっていたようなことを連絡ノートに書いていたようだ。これは先生から聞いた。一時期は俺も細かいことまでガミガミ言っていたな。それで上の子は態度を硬化させて、あまりよろしくない雰囲気が出来てしまったんだ。

だけど上の子は、寝る前にはちゃんと「お父さんおやすみなさい」と言ってくれるし、宿題がわからないときに教えてあげるとちゃんと感謝してお礼を言ってくれる。だから、心底パパが嫌いとかもうコミュニケーションが出来ない状態ではないとは思っていた。

担任の先生は、これらすべてをお見通ししていたようで、もっと任せるところは任せましょう、と言っていただいた。今は反抗期だからこういうこともあるけれど、反抗期が終わったらきっと、お父さんと生きていこう、って思ってくれる日が来ますよ、って。お父さんが頑張っているのは、子どもたちはよく見てくれていますよ、お父さん毎日の表情は子どもたちはとてもよく見ているんですよ、って。

恥ずかしいながらも、また涙が出てきた。嬉しかった。現役のPTA会長がさ、離婚されて父子家庭になって、こうして担任の先生に話をしてもらっているって変な光景だし、どれだけ情けない男なんだろうね、って。

けれど希望は持ち続けていいんだとも思うし、子どもたちもそれはわかってくれていると思っている。担任の先生は言っていた。子どもを信じて任せてください、って。任せてくれることが、上の子にとってとても伝わるメッセージになります、って。

 

まだいける、まだ生きていけるって思った。

正直辛い気持ちになると、もう死んだほうが楽かなって思うことも最近はちらちらありました。U先生、本当にありがとう。前を向いて生きて行けそうです。