46歳、父子家庭はじめました。生きていくための記録

46歳にして2児の男児と人生をやり直すストーリー

特定健康保険指導。

前回の健康診断で、「高血圧」「肥満(体重)」が指摘されたため、特定健康保険指導を受けることになった。つまりメタボリックシンドロームというわけだ。

勤務時間中に1時間!もの枠を使って話すという。当初はなんでこんな忙しいのに1時間も使わせるんだ、と思っていたが、指導は必須らしい。しょうがないので受けることにした。

 

それで、今日の特定健康保険指導を受けた。

面談はZoomでおこなった。会社の会議室に入り、1時間、先方のカウンセラー?指導者?と会話をする。相手は自分と同じくらいの歳の女性の方。普通に話を進めていき、ああ、この話もどうせ業務の一環だから、何となく流そう、と自分は斜に構えて臨んでいた。

 

そして質問が続く。体重は?通院歴は?入院とか大きな病気しましたか?今通っている病院はありますか?などなど。

そして核心を突く質問に至る。「ストレスはありますか?」

 

ここからは正直に答えるほかなかった。「はい、あります。今は鬱病すれすれでメンタルが崩壊するかどうかの瀬戸際を毎日過ごしている感じです」

 

ここから始まった。自分のすべてを話した。昨年に離婚したこと、小学生の男の子ふたりを引き受け、親権は自分としたこと、結婚11年目で結婚が破綻して離婚したこと、1年前の離婚協議では元妻から、結婚直後から離婚することが自分の幸せだと言われたこと。離婚協議は1年前から始まり、今小学校のPTA会長をしている時期とちょうど重なったこと、毎朝と毎夕の料理も、洗濯も、掃除も、学校の対応も、すべて自分がしていること、元妻からは元カレほどやさしくないし面白くない毎日を耐える時代でもないから別れたいと言われたこと、子どもは2人とも男の子で、元妻は親権を嫌がったこと、毎日夜寝るときに下の子と話をするとき、いちばん楽しかった思い出は何かなと聞いたら、おいしい食べ物を食べたことでもきれいな観光地や立派なホテルに宿泊したことでもなく、家族みんなで一緒にいたことだと言ったこと、今でも下の子は夜になると一緒に寝てほしいと言い、上の子も含めて川の字になって3人で寝ていること、などを話した。話すとき自分の涙が止まらなかった。俺、何度会社で泣いているんだろう。

話をしているとき、面談者の先方の女性面談員も泣いていた。面談員からは、私が同じ状況なら辛いのは当たり前だし、泣いても叫んでももとに戻らないのだから、涙が枯れるまで泣いていいと思うし、今のあなたの気持ちは誰だってそうなりますよ、って言ってくれた。あたしも数年前、元居た職場を逃げるようにして退職したことがあった、でも今は子どもと一緒に元気に過ごせている。だからあなたも大丈夫ですよ、きっと傷が癒えて元気になれる日が来ますよ、って言ってくれた。

ありがとう面談員のひと。

この話が出来ただけでも、今日の面談が出来てよかった。

その後毎日の食事についても、何を作っているのか詳しくヒアリングしてくれ、大丈夫、今のままなら育ち盛りの子どもたちにも問題ないから、このまま続けてくださいね、と言ってくれた。

 

ありがとう本当に。なんだかリフレッシュできました。

こうして相談できる機会を持てるのは、わたしにとってとても幸せです。

1か月後、また電話で面談があるらしい。

そのときには、元気になれているといいな、と思う。

 

少し暖かくなって春の息吹を感じる、今日でした。